要介護リスク1・4倍の要因

 日本福祉大学の斉藤雅茂准教授(社会福祉学)らの調査によると、他者との交流が週1回未満の高齢者は、毎日頻繁に交流している人に比べて要介護や認知症になる危険性が、約1・4倍高まるそうです。

 斉藤准教授らは2003年10月から10年間、愛知県内の要介護認定を受けていない健康な65歳以上の高齢者約1万2000人について健康状態を追跡調査。別居の家族や親族、友人らと会ったり、手紙や電話、メールでやり取りしたりした頻度と共に分析しました。その結果、交流が週1回未満だと、毎日頻繁に交流している人に比べて排せつや入浴などに介助が必要な要介護度2以上や、認知症になる危険性が約1・4倍高い事が判ったと言うことです。

 月1回未満の人は、要介護や認知症に限らず、すべての要因による死亡リスクも高まる事も判っています。人間関係という刺激を受けないと、認知機能を初めとする、様々な機能が低下する。社会的な孤立は健康リスクを高める、と言う事のようです。