台湾総統選、8年ぶり政権交代

 16日投開票された台湾総統選は、最大野党・民進党の蔡英文主席(59)が与党・国民党候補の朱立倫主席(54)と野党・親民党の宋楚瑜主席(73)を大差で破り、初当選、台湾史上初の女性総統が誕生しました。

 総統というのは台湾の最高権力者、要するに大統領のことです。初の女性総統誕生以上に、独立志向が強い民進党が8年ぶりに政権を奪還した事の方が重要です。過去8年間、国民党の馬英九政権が対中融和路線を進めてきましたが、この政権交代で台湾の政策が変わるかもしれません。

 特に若い世代では「台湾意識」が高まり、2014年春の対中経済協定に反発した学生が議会を占拠するなどし、同年11月の統一地方選では民進党が大躍進しました。とは言え、経済的には中国との関係は重要なので、いきなり独立を宣言するような過激な政策は採らないでしょう。事実、選挙期間中も蔡英文主席は対中政策については「現状維持」を繰り返し、具体的な内容には触れませんでした。

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